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年頭所感ーJL連合会 会長 迫 慎二 (1/2)
不易流行の精神で事業展開
新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、国土交通省、経済産業省、総務省、厚生労働省、環境省、全国中小企業団体中央会を初めとする関係省庁、諸団体様には大変御世話になり心より厚く御礼を申し上げます。

JL連合会はおかげさまで昨年創立30周年を迎え、記念式典を2月23日にプリンスパークタワー東京において開催致しました。1300名の参加者を迎え、政務方々、諸官庁方々及び会員皆様との日頃の感謝の場として成功裏に終わりあらためて感謝申し上げます。

さて、今年は東京オリンピックが開催され特別な一年となり、干支は「子年」十二支最初の年で、もともと「孳(し)」という意味から「孳」は増えるということから芽生え始める状態とのこと。そのため未来への可能性が秘めている年として期待をしているところです。本来の漢字の意味にも通ずるところがありますが、子の年は株式市場では「繁栄」する年だと言われます。

また、労働者不足、AIを始めとする新技術の台頭、ビジネスモデルの変化などにより、目まぐるしく変わる現在、従来型のビジネスを続けることが難しい状況となっております。一方で、これは新たなビジネスでステップアップをするチャンスでもあります。企業が次なるステップに到達するには、きちんとした経営戦略を立てる必要があります。経営戦略は多様化しており、現在成長している企業は企業間連携やM&Aなどを積極的に行い、着実に事業を拡大させております。

昨年、新ビジョン「NEXT10」を宣言し、内部の充実とバランスをいつも以上に意識して、2020年の新たな展開につなげたいと期待しております。 昨年9月に第四次安倍第二次改造内閣が発足、安倍内閣として7年経ちました。デフレ不況から脱却し日本経済を強くするのが最大のテーマでマクロ的には状況は良くなっていますが、「アベノミクス」の効果が全国の私達業界に未だ 届いた実感がありません。政府は、少子高齢化の流れに歯止めをかけ、誰もが活躍できる社会の実現に向け、「働き方改革」を一層推し進めるとしております。昨年10月に消費税増税が行われた中、私達業界は「人材不足・人件費高騰」など悩んでいます。政府は人材を確保するためにも適性運賃収受出来る取引環境に改善すること、下請け多層構造の問題解決に向けて業界、荷主に向けて改善の働き掛けを急務とし促して頂きました。それらの中、一昨年に人材募集サイト「トラジョブ」開設し、ドライバー求人検索サイトでは上位でランクされ求職者から多くの反響を頂きました。