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配車アプリ MOV設置状況36.7%
組合員例会開く
兵庫県タクシー事業協同組合(枝松七郎理事長)は1月17日、組合例会を開き、令和元年度決算予想、新規得意先開拡運動の結果、DeNAの配車アプリMOVの導入状況と今後の見通しなどについて協議、原案どおり承認した。

今期決算予想は、管理費、事業経費等の消減に努め、黒字決算(約120万円)を予定。また新規得意先開拓は、今年度上期で21件を数えた。同新規得意先開拓は、平成23年よりこれまで約400件に達し、取扱高も累計約3億円弱となっており、運動の継続で成果を上げたとして今後も取り組みを目指す。またチケット売り上げが伸び悩む中、新規事業として定着した安全指導業務(適性診断)も年間1500万円程の売り上げで、財政健全化の一翼を担っている。

配車アプリでは、兵協のMOV導入は約2200台(約6000中)となり36.7%だった。なおDiDiは約1000台、16.7%、JapanTaxi 698台11.6%と報告があった。配車アプリでは、一般的に3割を超すと、利用者の不便はないと言われ、兵協は適切な推奨だったとしている。

なお大阪は12000台中、MOV約5000台(41.7%)、DiDi、約3500台(29.2%)、JapanTaxi 約3437台(28.6%)、京都6000台中、MOV 1800台(30.0%)、DiDi 1500台(25%)、JapanTaxi 960台(16%)の状況とみられている。(MOV以外の数字はダブリカウントもあり、導入台数とは若干異なる。念のため)。