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兵ト協 環境対策委員会開催
兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は2月21日、令和元年度第2回環境対策委員会(堀秀夫委員長)を開いた。

堀委員長は冒頭「今、新型コロナウイルスが日本経済に大きな影響を与えている。このような厳しい経済の中でホワイト物流を進めなければならないのは、深刻な状況である。厳しい状況下だが、当委員会は、支部、協会、事業者と連携して環境の施策に取り組んでいかなければならないと」あいさつした。

令和元年度の中間報告では、環境対応車導入促進の実績について、ハイブリット車19台、
クリーンディーゼル車633台の購入・リースに係る費用の一部助成等を報告した。そのほか、グリーン経営の取り組み支援について、25事業所(新規2、更新23)に認証取得費用の助成、不正軽油使用排除の啓発の街頭検査実施等を報告した。

昨年11月に実施したエコドライブ運動で171社2625名から集計したアンケート結果について報告。すべての項目で「80%以上出来た」と回答したドライバーが約6割を超え、ドライバーがエコドライブに積極的に取り組む様子を示している。「エアフィルターが目詰まりしていないか、定期的に点検を行っている」の項目で「80%以上出来た」との回答が61.2%に留まり、全12項目の中で最も低い結果となった。最下位の項目については、重点項目として、点検整備推進期間を中心に更なる啓発活動を実施する予定。

令和2年度事業計画は、(1)環境対応車導入促進及び最新規制適合車への代替促進、(2)エコドライブの促進、(3)グリーン経営等の認証取得の促進、(4)排ガスクリーン化対策、(5)環境キャンペーン運動等の実施を柱とした案を承認した。補助金について委員から「ダンプヘッド※にも補助金をつけるべき」と意見があり、検討を求めた。

※ヘッドに設けられた昇降機能で、コンテナを傾け、コンテナ内の荷物(バラ物、スクラップ等)を流し込める専用トラクター。