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常任理事会開く
「コロナの影響で営収減。減ってもタクシーは市民の足として」 吉川会長

兵庫県タクシー協会(吉川紀興会長)は3月17日、兵庫県タクシー会館で常任理事会を開いた。吉川会長は冒頭挨拶で「新型コロナウイルスの影響で営収は3割は減ってきている。減ってもタクシーは公共交通機関として、市民の足となっていかなければならない」と現状について述べ「全タク連では新年度事業計画案で、新型コロナ対策として国交省、厚労省からの助成金制度の創設、拡充をもとめている。全タク連正副会長会議で一見自動車局長から『国としてできることはしたい。100%できるわけではないが、皆様にも、してほしいことの具体的な意見を挙げていただきたい。また、国として動くためにも、輸送実績等のバックデータをいただきたい』と伺っているのでお願いします」と協力を求めた。

その後、各委員会・支部活動や事業計画執行状況などについて報告。

審議事項では、令和2年度事業計画案や予算、(有)大成タクシーの入会になどについて審議が行われた。理事の成り手が少ないことから、理事定数を見直すことが検討され、30〜35名から20〜30名への変更が挙げられ審議の結果、定数削減を決めた。支部別定数は、神戸阪神間支部16名(−6)、姫路支部3名(−1)、西播支部1名、東播支部2名(−1)、丹波支部1名、但馬支部1名、淡路島支部1名。いずれも原案通り承認された。また役員の改選では3副会長の合意をもとに信原智彦副会長から「次期も吉川会長で続投を」との発言があった。吉川氏からは返答はその場でなかった。