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石原神戸運輸監理部長着任会見
「前向き、斬新、着実な行政」を
4月1日付で神戸運輸監理部長に就任した石原彰氏(写真)の着任記者会見が、6月10日(株)神戸クルーザー運行のコンチェルト船内を会場に行われた。

石原部長は「4月に赴任して、神戸港の美しさは昔と変わらない。ただコロナ禍で港に船の姿がなく寂しかったが、この船が営業再開して、ある意味コロナとの闘いの象徴的な存在として、本日の会見の場に選んだ」と説明した。そして「出身は姫路市で、幼少の頃より姫路城、播磨灘、美しい神戸港を見て育った。入省以来30年余、海事関係、船に関する仕事に携わってきた。この仕事をしようと決めたのは中学生の時、但馬海岸浜坂で、昼は海水浴、夜浜辺で波の音を聞き、大人になってもその音がずっと残って海の仕事に就きたいと思いました」と述べ「兵庫の海を所轄する神戸運輸監理部で仕事が出来、私にとって非常に嬉しく喜んでいます」と熱く語った。「抱負を聞かれれば、“前向き、斬新かつ着実な行政”を行っていきたい。兵庫の海、山、街への思いを胸に、運輸分野、観光分野これらを元気にして地域経済に貢献したい」と。

さらに重点施策として、「1つはさまざまな分野で社会、業界を支えておられるエッセンシャルワーカーへの方々への感謝であり、活動が円滑にいくように行政としてやれることはやると伝えたい。2点目は「海の日」のイベントをオンラインで発信、海事関係の功労者表彰式典もオンライン形式で行ったりしたい。ワーキンググループで検討中で、今年は7月23日(木)が海の日でこ日のコンテンツをご覧頂きたい」と意気込みを述べた。
続いて令和2年の重点取組事項として、(1)コロナ感染予防と経済回復への取組(2)防災減災とテロ対策の取組(3)共生社会の実現(心のバリアフリー推進等)(4)海を活用した観光振興(5)持続可能な地域社会への貢献(世界トップクラスの海事技術の情報発信等)——の5項目を挙げてた。

当日の会見に出席した幹部は、中村昭敏・海事振興部長、大和晋・総務企画部長、市川政文・海上安全環境部長、池田博美・兵庫陸運部長、押田悟・総務企画部次長(企画推進本部長)。
会見の後、事業再開した(株)神戸クルーザーよりレストラン船(コンチェルト)の新型コロナウイルス感染対策と今後の利用客回復に向けた取組について説明があった。