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兵整振総会、兵整商代議員会開催
電子制御装置制度の認証の取得が大きな課題
兵庫県自動車整備振興会(西原興一郎会長)は6月24日、シーサイドホテル舞子ビラ神戸で令和2年度定時総会を、また同日第45期通常兵整商代議員会議(西原興一郎理事長)を開催し、兵整振、兵整商とも審議事項の令和元年度事業報告、同決算、令和2年度事業計画、同予算等を理事会提案どおり承認した。理事の補選については、山本茂幸氏((株)工和自動車)の退任で、後任に山崎富弘氏(山崎モータース(株))※を、中尾幸太郎氏((有)オートセンター中尾)の後任に藤原新吾氏((株)を山陰オアシス)を選任した。

兵整商代議員会で西原理事長は新型コロナ感染拡大の影響について述べた後「去年の商工祭では売り上げ目標額5千万をはるかに上回る1億2千万に達成することができた。組合員の皆様のご協力の賜物とお礼申し上げます。今年の4月1日から特定整備制度がスタートしている。4年間の猶予はあるが、電子制御装置制度の認証の取得が大きな課題となっている。今年度は『組合員工場の経営基盤の向上を』『整備の高度化対応の機器の設置を』『人材確保は整備工場の環境整備から』をスローガンに事業展開を進める」と挨拶した。

また兵整振定時総会でも西原会長は「去年の振興会事業の中で一番特筆することは、11月に東京のビックサイトで行われた、第22回全日本自動車整備技能競技大会で兵庫県の代表チームが歴代最高順位全国3位になったこと。参加された選手ら、応援いただきました皆様に感謝申し上げます。特定整備制度について振興会では特定整備の整備主任者としての要である技術講習会を4月から行うべく準備をしていたが、コロナの影響で各種講習研修会の開催が遅れているが、今後再開いたしますので、よろしくお願いいたします。兵整振では『特定整備事業制度への対応』『クルマの進化に伴う新技術への対応』『継続検査OSSの利用促進』をキャッチフレーズに将来に向けて新たな経営基盤を確立し、継続的な業界繁栄を目指した事業の活性化、健全化の推進を基本とする事業を展開する」と述べた。

総会に先立ち、令和2年度春の褒章(黄綬褒章・業務精励(自動車整備業務))を受章した山本順一氏((株)山本モータース自動車)に西原会長、伊地知直樹但馬支部長よりお祝い金が贈呈された。山本氏は「栄誉を授かれたのも、西原会長が率いる兵庫整備振興会の賜物であると熱く感謝を抱いている」と謝辞を述べた。

※「崎」正しくは異字体