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兵タ協通常総会開催
兵庫県タクシー協会(吉川紀興会長)は6月29日、兵庫県タクシー会館で令和2年6月通常総会を開き、令和元年度事業報告、同財務諸表について審議、原案どおり承認した。役員改選については、9月頃の臨時総会にて選出するため、現行役員の続投とした。総会は、新型コロナ感染拡大防止のために委任状での参加を要請、少人数での開催となっている。総会終盤では白タク行為を断固阻止する決議案を五十嵐一俊副会長が読み上げ採択した。また同日、第44回兵庫県タクシー防犯協力会総会、兵庫タクシー事業政治連盟総会も開き令和元年度事業報告について原案どおり承認した。

吉川会長は冒頭「コロナ禍のなか、今期は役員の改選ですが秋ごろに臨時総会を開き改選する。それまで現役員を留任とすることになっています。1年を振り返ると、2月1日の神戸・阪神間、淡路の運賃改定はありがたかった。6月の営収は8割程度まで回復している。今後は知恵を絞ってコロナに対応、前進したい。相乗りやデリバリー等活性論もある。今期はコロナで始まりコロナに終わりそうだが、新しい経営感覚で、秋に新体制で進みたい」とあいさつ。

平尾文一副会長は「タクシー事業者は、輸送需要の減少と慢性化した労働、乗務員不足や高齢化等々の問題を抱え、労働条件の改善と経営の安定化を目指し、日々業務に励んでいたところ、新型コロナウイルスの影響をまともに受け、5月下旬に緊急事態宣言が解除されたとはいえ、タクシーの営業収入は、恐ろしいほどの落ち込みとなっている。会員の皆様には本日の総会を契機とし、コロナ不況を乗り切り事業維持のため全力のご奮闘をお願いします」とあいさつし締めくくった。