自動車ニュース
第73回定時社員総会 ー大阪自動車会議所 (2/2)
新会長の久保尚平氏は「国内の景気は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、極めて厳しい状況。しかし、緊急事態宣言解除後、感染対策に取り組みながら徐々に経済活動が再開されてきており、景気が早く回復軌道に乗ることを期待している所。このような時期に、大阪自動車会議所の会長という大役を仰せつかりましたこと、この責任の重さを痛感している。会員の皆様のご支援、ご協力を仰ぎながら自動車業界安定のために新役員と共に手を携え一丸となって、与えられた役割を果たしてまいりたい。近畿運輸局長をはじめ運輸局幹部の皆様、会員の皆様方の力強いご支援・ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます」と抱負を語った。

来賓祝辞で野澤和行近畿運輸局長は「緊急事態宣言のもとにおいて、多くの職種が業務の継続を求められていた。医療従事者はじめエッセンシャルワーカーの皆様の取組と貢献に、深く敬意を表します。他方で入国規制、テレワークの進展、緊急事態宣言がGWに重なったという事などもあり、交通事業の経営には深刻な影響が及んでいる。近畿運輸局としても、交通事業者および自動車関連産業の皆様の事業の継続と雇用の確保に対し、最大限に支援を行う。事業者からの相談窓口を設け、資金繰り支援、雇用調整助成金の申請に関する支援などを行ってきた。これらを最大限に活用し、ぜひこの危機を乗り越えて頂きたい。感染の予防に最大限に配慮しつつ、業界ごとに設けられたコロナ用対策ガイドラインを徹底しながら、事業活動の再開再生を果たしていただきたい。近畿運輸局としてもGo Toキャンペーン事業の実施等により、国内観光が促され旅行者を含む、交通事業者の皆様、ひいては自動車関係産業の皆様の経営の支援につなげていきたい」と述べた。