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課題山積 新年度初の理事会を開催 大タ協
 大阪タクシー協会(坂本克己会長)は1月19日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで今年度初となる理事会を開催し、昨年度の動きと絡めながらの報告が行われた。

 大タ協の坂本克己会長は「タクシー事業の適正化・活性化に向けた構造改造の仕組みは7合目まで到達した。残りの3合目が厄介だ。頂上を目指してみなさんのご協力をぜひ、お願いしたい。会長としての全責任を取るが、事業展開上の諸々の活動に関しては、代行に委ねたい」とあいさつ。

 理事会の中で、大タ協が国交省に対して休車、預かり減車、事業合併、譲渡などについてパブリックコメントを提出したことが説明された。

 また、本部機能の長期機能に関する調査研究委員会について、大阪市浪速区の桜川に自動車会館を設置する案については現在の経済状況などを考えると難しいが最終的な結論には至っていないとの報告。2月中に開かれる会合で最終答申を出す考え。

 交通・営業政策委員会の報告では事業縮小が検討されている大阪市交通局の赤バスについて代替運行計画について具体的な提案を出し、折衝するとの説明。具体的には「乗合タクシー」などを運行し、ジャンボタクシーやセダン車両の運行で対応することを考えているという。
 
 また、坂本会長が「会長代行職を設け、執行部体制を強化することを提案。会長代行に同協会副会長の藤原悟朗氏(駒姫タクシー株式会社代表取締役社長)を推し、3月29日に帝国ホテル大阪で行われる通常総会で藤原氏が会長代行に就任する見込み。