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「日本ナンバー」で団結呼びかけ ―県外ナンバー狩りの再燃防止
「新車市場」や「100円レンタカー」などのチェーン展開を行う株式会社カーベル(東京都中央区)は、品川・大阪・名古屋・博多・仙台・札幌・大宮の全国7駅に、「日本ナンバー」のナンバープレートをデザインした広告を掲出した。

■夏休み期間の「県外ナンバーへの過剰反応」に懸念
新型コロナウイルス感染拡大による自粛期間中に、他の都道府県のナンバープレートを付けたクルマが煽り運転を受けたり、落書きをされたりするいわゆる「県外ナンバー狩り」が話題になった。

緊急事態宣言が解除された現在でも、まだウイルスが終息したとはいえない状況が続いている。その一方でお盆休み・夏休み期間を目前に控えており、観光地などの混雑も予想される。そのような状況を踏まえ、ナンバープレートが県外であるという理由だけで過剰な反応が起こる「県外ナンバー狩り」の再燃も懸念される状況にある。

カーベルは、この課題に対して「日本ナンバー」の広告を掲出することで団結を呼びかけている。同社の発表によると、「広告掲出の背景には、新型コロナウイルス第二波・第三波への不安、心の余裕のなさから起こる他人への差別や誹謗中傷などに対して、今一度日本国民として結束し、不確実な問題に対し多様性を受け入れながら乗り越えていこうというメッセージが込められています」としている。

全国7駅での広告掲出は7月27日から順次開始しており、8月2日まで継続する。