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第8回定時総会開催―近畿トラック協会 (2/2)
来賓祝辞で野澤和行・近畿運輸局長は「コロナの感染が再拡大する中、エッセンシャルワーカーとして業務を行っていただいていることに対し心から御礼を申し上げます」と謝辞を述べた後「本日、皆様に3点お話ししたい。1点目はトラックドライバー不足の問題。長時間労働の是正をはじめ労働環境の改善を図り、ドライバーの定着や若年層、女性を含めた新たな人材の確保を行うことが急務である。当局としても労働局、貴協会、荷主関係団体等と共同で取り組んでいる『トラック輸送における取引環境・労働時間改善協議会』において、本年5月に『荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたガイドライン』を作成した。今後、荷主企業やトラック事業者にガイドラインを周知し、横展開を深めたいと考えている。2点目は、標準的な運賃に関する問題。当局も制度の趣旨を荷主企業をはじめ、積極的に周知に努める。トラック事業者の皆様にもぜひ活用していただきたい。3点目は輸送の安全。安心安全な輸送を確保するには車両の適切な整備は必要不可欠である。日常点検や定期点検整備について徹底をお願いします」と語った。

その他来賓には藤原幸嗣・近畿運輸局自動車交通部次長、盛田慎吾・同自動車技術安全部長、後藤浩之・同大阪運輸支局長が出席した。