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「安全・安心・快適な交通社会」を目指してー県警 矢野交通部長 |
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〜秋の全国交通安全運動〜 兵庫県警察本部 交通部長 矢野浩司 自動車関係業界の皆様方には、平素より交通安全対策をはじめ、警察業務の各般にわたりまして格別のご協力を賜っておりますことに、心より御礼を申し上げます。 さて、兵庫県内の交通情勢につきましては、本年8 月末現在で、人身事故件数、死傷者数ともに前年同期と比較して減少しております。減少した要因としましては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛により交通量が減少したことが考えられますが、一方で、速度の出し過ぎや、漫然運転による単独事故が昨年より増加している傾向が見られます。また、 8 月末現在、全交通事故死者58人のうち、高齢者の死者数は依然として半数以上を占めております。加えまして、未だに横断歩道上の歩行者が犠牲となる交通事故も後を絶たず、「横断歩道は歩行者優先」という交通ルールが守られていない現状であります。そのほか、飲酒運転による交通事故につきましては年々減少しているものの、飲酒運転の検挙件数は、毎年 1 千件を超えており、飲酒運転の悪質性・危険性が未だ県民に浸透しておらず、飲酒運転の根絶は道半ばと言わざるを得ない状況にあります。 緊急事態宣言が解除され、人の往来や交通量など日常生活が戻りつつある現状において、これからの季節、日没時間の急激な早まりに伴い交通事故が増加する恐れがあります。 このような交通情勢の中、9月21日から30日までの10日間、「秋の全国交通安全運動」が実施されます。 本運動におきましては、 〇 子供を始めとする歩行者の安全と自転車の安全利用の確保 〇 高齢運転者等の安全運転の励行 〇 夕暮れ時と夜間の交通事故防止と飲酒運転等の危険運転の防止 の3 点を運動の重点としております。 県警察といたしましては、横断歩行者等の安全を図るため、特に横断歩行者等妨害等違反の取締りを始め、飲酒運転や本年6 月の改正道路交通法で創設された妨害運転などの悪質・危険な運転の根絶に向けた広報啓発や取締りなど各施策の更なる取組強化を図ることとしております。 併わせまして「秋の全国交通安全運動」に関連する情報につきましては、兵庫県警察のホームページやツィッター、フェイスブックにも掲載しております。 その他の旬な警察情報も随時掲載しておりますので、ごー読いただければ幸いです。 皆様方におかれましては、現下の交通情勢と本運動の趣旨を御理解いただき、感染拡大の防止対策を十分講じた上、職場や地域、家庭における交通安全に関する諸活動を行っていただくなど、なお一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 |