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大阪タクシー協会 第94回理事会開催 (2/2)
その後、全タク連地域交通委員会報告を黒田司郎理事からあった。同氏は田中委員長の挨拶を「委員長になって10年。10年前は全国的に交通過疎地域、交通不便地域と言われた所が6千ヶ所あった。これはタクシーとしてなんとかしないといけないと、また生き残り策の一つとして、今では約5千ヶ所で乗り合いタクシーをやっている実績がある。コロナ影響で売上の減少もあったが、地域交通の利用者数はあまり減っていないという実感がある。そういった意味で必要な手段として、地域の住民に必要とされているのが乗り合いタクシーの位置づけだ。プラスアルファとして観光などを組み合わせて、国内旅行にも対応できるように今のうちに作っていかないといけない」と紹介した。

輸送秩序確立連絡協議会にて、ホテルグランヴィア大阪の玄関前においてタクシーの客待ち行為がみられると近畿運輸局から報告を受け、大タ協では計4日の巡回指導を実施。1日平均約10台が見受けられ、車、事業者には大タ協から指導しており、引き続き注意喚起を呼びかけた。

理事会最後には、井田専務より「自転車を使用する宅配代行サービス配達員との事故が報告されている。事故を起こした際は必ず警察への届け出を。また協会への報告を。情報は警察にも提供し対応を求めていく」と呼びかけた。