自動車ニュース
兵タ協 臨時総会
吉川、信原 ・ 平尾 ・ 五十嵐正副会長再選
理事数は25名に縮小して選任する
兵庫県タクシー協会(吉川紀興会長)は10月28日、神戸市中央区の生田神社会館で10月臨時総会を開き、理事定数を20名以上30名以内とする一部定款の改正を決定、任期満了となった役員の改選で、各支部推薦の理事25名と監事2名を承認した。新理事による臨時理事会で信原智彦理事の発議による吉川会長再選案を決定、副会長の信原智彦、平尾文一、五十嵐一俊3氏の再選、奥篤専務理事、川辺拓司監事の選任も決めた。

吉川会長は、過去2年間の歩みを顧みて、「運賃改定の効果もあってコロナ禍でも、運収を維持できた。また自治体への働きかけで助成も受けた。この2年間はこのメンバーでやっていく。理事会は毎月1回開き、情報を汲み上げ、伝達も速やかにする」と意気込みを見せた。
臨時総会に続き、兵庫県タクシー防犯協力会を開き、会長以下全役員は兵タ協役員と決定。

兵庫県タクシー事業政治連盟総会も開催、会長に信原智彦会長を再選、役員は兵タ協役員を充当した。

新役員は別表のとおり(順不同、敬称略)

(株)兵庫県タクシー会館の平尾文一・代表取締役は兵タ協臨時総会で、会館の土地処分等の近況に触れて「会館の土地を売却して、新しい建物に協会が賃借する提案が持ち上がっている。前向きに検討したい」と報告した。これは現在の土地が兵庫県の再開発構想の場所とあって、県と協議することとなっているもの。

平尾氏は、その後に経緯として「積水ハウス、阪急不動産から計画案が持ってきている。新しい建物の一部を協会に貸すと言うもの。家賃も今と変わらないという」とした。

兵庫県は、兵庫県庁の建て替えをはじめ会館と隣接する総合庁舎を含む地域の再整備に入るもので、積水、阪急とも具体案を県ととも会館側に提示することになる。計画決定は数年先、完成は約10年と言われるが、阪神淡路大震災で半壊認定の会館であることから、移転も具体化しそうだ。