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第50回物流セミナー開催ー兵ト協 (1/2)
「『近助』が大事」 (山村氏)
兵庫県トラック協会(福永征秀会長)は11月5日、神戸市内のANAクラウンプラザホテルで第50回物流セミナーを全ト協共催で開催した。約90人が出席した。

開会で福永会長は「ドライバーの賃金、労働時間が2割低、2割多い現状で人手不足が深刻化している。国交省は標準的な運賃を告示したが、昨今のコロナ禍で難しい状況にある。荷主の皆様にはどうか一層のご理解をお願いしたい」と要望した。

来賓の池田博美・兵庫陸運部長は「エッセンシャルワーカーの皆様に心から活躍に敬意を表します。物流のドライバーの低賃金と長時間労働は深刻であり、標準的な運賃の告示は、事業者が健全経営が出来るための策定であり、荷主への周知で、荷主には理解と事業者には活用をお願いしたい」と挨拶。続いて岸泰広・兵庫労働局労働基準部長は「2024年4月1日以降、中小企業も時間外労働は月45時間、年間960時間超はできない。早い準備をお願いしたい。労働災害が増加しておりリスクアセスメントの取り組みをお願いしたい」と。また広瀬一之・兵庫県警交通部参事官は「事業用自動車が第一当事者となった事故は9月末で557件(対前年140件減)、死亡9人(−1)となっている。またJAFの調査による信号機のない所での歩行者への一時停車は57.1%で全国平均より13.9%ポイントアップ。本県警では、目で合図のアイコンタクト運動を展開している。実行をよろしくお願いします」とした。