自動車ニュース
地域公共交通活性化シンポジウムin 関西 WEB開催 (2/2)
シンポジウムではまず初めに「改正地域公共交通関連法の活用方策〜安心して愉しく暮らせる地域と公共交通をつくる〜」と題し吉田氏が基調講演を行った。吉田氏は「安心して楽しく暮らせる地域と公共交通を作るというのを1番大事にしていただきたい」と呼びかけ、地域の課題やコロナ禍における現状、MaaSの取り組み事例などをついて説明し「日本ではデータがまだ足りていない」とMaaSにおける現状に触れ、「使ってみて初めて良い悪いがわかる。経験財が必要」としつつ「データの鮮度、質を上げることにフェーズが移りつつあるし、移らなければいけないだろうと」説明した。最後に「自治体、、交通事業者、市民の皆さんは地域の公共交通をどうやって守っていけばいいのかとそこの目線は一緒なんだと思います。ただアプローチが違うのでなかなか一緒の対話が生まれてこない。またの特定の誰かに負担がかりすぎるだけではうまくいかない。 近江商人の言葉で三方良しという言葉がある。誰かだけに負担がかかりすぎない三方良しという所に解がある。そのための会話をぜひ続けて頂きたいと」と呼びかけた。

その後、「湖東圏域の再編実施計画の取り組みについて」と宮永氏と北村氏が、「7年間で利用者数を180%増加させた秘訣は認知度向上策にありあなたのまちのコミュニティバスの認知度はいくつですか?〜地域特性に関わらない明日から使える17の取組を紹介〜」と芦原氏が、「広島市の地域公共交通再編に向けた取組み」と山本氏らが題して、乗り合いタクシーや共通定期券制度の導入、認知度の向上の取り組みなどについて事例をそれぞれ紹介した。最後に、オンラインで質問を募集し、それぞれの担当者が回答を行い閉会した。