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兵庫県バス協会(長尾真会長) は6月11日、神戸市中央区の楠公会館で、令和3年度通常総会を開き、令和2年度事業報告、同決算、令和3年度事業計画、同予算全て原案どおり承認した。任期満了となった役員改選は、事務局案を全会一致で理事12名、監事2名を選任した。新理事会で長尾会長、水田専務理事の留任を決めた。
長尾会長は開会あいさつでコロナ禍の厳しいバス事業の現状に触れて「人をたよってはどうしようもないことです。また、バス事業は余裕が必要だと痛感したものです。7月からのオリ・パラ開催で観光バスの予約もあり、人の心も少しは和らぐと思う。しかしルール(運賃等)は守ってください。乗合の落ち込みは続くと思う。高速バスの回復も遅れるだろう。コスト削減は十分してきたが、新たな収入を増やす工夫、努力が必要。今まで十分してきたが少し疑わしい。バスが快適で、便利な乗り物との認識をもっと持っていただくこと、事業を変えねばならない。しかし変えてならないのが安全、安心だ。基本しっかり、順法と安全管理の徹底をお願いします。今年は来賓もなく、懇親会もなしでさびしいがコロナ対策が行きとどき、来年(総会)に期待を込めて頑張って参りたい」と挨拶した。
なお、新役員は次のとおり(敬称略、順不同)
▽会長＝長尾真（神姫バス、留任）▽理事＝加藤友彦（淡路交通、留任）▽理事=増田平（伊丹市交通局、留任）▽理事=成川邦彦（扇観光、留任）▽理事=大岩根禎一（神戸市交通局、留任）▽理事=長谷川真一（山陽バス、留任）▽理事=中尾浩（神鉄バス、留任）▽理事=桐山徹郎（全但バス、留任）▽理事=北野眞（西日本ジェイアールバス、新任）▽理事=大黒祐司（日本交通、新任）▽理事=井波洋（阪急バス、留任）▽理事=上田晋也（阪神バス、新任）▽理事=宇高昌利（兵庫中央バス、留任）▽専務理事=水田節男（兵庫県バス協会、留任）▽監事=寺田章彦（帝産観光バス、留任）▽監事=中澤秀明（兵庫県バス協会前理事、留任）
