自動車ニュース
年頭所感―一般社団法人 兵庫県自動車整備振興会長 西原興一郎 (2/2)
兵整振は本年度の重点事項である「特定整備事業制度への対応」「クルマの進化に伴う新技術への対応」「継続検査OSSの利用促進」を念頭に、将来に向けての経営基盤を確立し、継続的な業界繁栄を目指して業界振興・活性化及び健全化の諸事業に取り組んでまいります。整備要員の確保については、「兵庫県自動車整備人材確保・育成連絡会」を軸として、高校生を対象に「インターンシップ」に積極的に取り組み、学校訪問、出前授業の実施や二年連続中止となった自動車整備士職業紹介フェア等の開催、さらに「トライやるウィーク」を通じ中学生にもその対象を広げて取り組みます。また、新規事業として高校生向けと父兄向けにリクルートWEB動画を2本作製し人材確保の取り組み強化を図っています。

今後、予定されている自動車検査証の電子化やOBD検査など新たな制度改正(デジタル変革)の対応にも会員の皆様への周知を図りつつ業界全体の活性化と繁栄に取り組んでまいります。

本年度の重点項目「組合員工場の経営基盤の向上を」「整備の高度化対応の機器の設置を」「整備事業の生産性向上をめざして」を念頭に、デジタル変革時代に対応した事業経営基盤の強化対策を推進してまいります。

兵整商の運営につきましては、オイルなどの工場用品を始め、最近ではリフト等の検査機器設備類の購入も増加しており深く感謝しております。毎年ご好評頂いております「商工祭」については、昨年は一昨年に引き続き「紙上商工祭」を開催し、目標額5,000万円を大幅に上回る1億3,000万円以上の売上を達成しました。ご利用頂きました組合員様に心より感謝申し上げます。

今後も組合員の皆様の経済活動の活性化のため、引き続き品質の高い商品の供給、適正な価格でのご提供、また各種斡旋事業、指導・教育事業を積極的に推進してまいります。

本年も業界を取り巻く諸環境を踏まえ、将来に向けての新たな経営基盤の確立や継続的な業界繁栄、自動車整備業の社会的地位の向上のための諸事業を積極的に企画し、頼られる兵整振・兵整商に発展するよう事業展開してまいります。
最後になりましたが、一日も早く新型コロナウイルス感染症が終息し自由な経済活動が出来ることを願っております。

会員・組合員の皆様におかれましては、今年が飛躍の年でありますように心から祈念しまして年頭のご挨拶とさせていただきます。

※2→正確には、英数字です。
 (環境依存文字なため表記変更)