自動車ニュース
年頭所感― 兵庫県軽自動車協会 会長 西原 興一郎
「前へ」

新年あけましておめでとうございます。 
皆様におかれましては新春を迎えられ、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

昨年は新型コロナウイルス感染症等や半導体不足、部品調達の滞りから車両供給不足も重なって対応に苦慮した1年となりました。県下の軽自動車新車販売台数は1〜6月は前々年を上回り好調に推移いたしました。
7月以降は新車の供給が不透明になり、年間を通しての新車販売台数は前年を僅かに下回る予想です。

今年は、コロナ禍のマイナス要因がありますが、半導体不足等の諸問題も落ち着き、徐々に市場の回復をするものと期待しております。各メーカーからは、先進安全技術を搭載した車種が投入され、軽自動車技術の進化がより顕在化するものと思われます。

一方で、「DX」(デジタルトランスフォーメーション)の進展に伴い、お客様との販売手段が多様化し、行うべき行動の変化を求められます。これからは、「販売活動の基本」を基に、より高い付加価値を生み出していくことが業界全体の安定化に重要となります。様々な変化に対し柔軟に対応できる力を、企業と人が法令遵守の下で磨き上げることが不可欠です。

税制改正活動につきましては、軽自動車ユーザーの税負担が軽減される様、今年も引き続き税制改正に関する要望活動を継続してまいります。
地方財源の現状を鑑みると、「総論賛成・各論反対」、では解決に至ることはないと認識しております。慎重に社会全体の理解を得る様、議論を重ねるべきと考えております。

協会運営については、申請代行システム(k―Ai)を活用し、軽自動車「継続検査」OSS申請の利用を促進して参ります。

この先、「新車新規」OSS申請が予定されております。
「DX」の一環として、車検証・納税証明・キャッシュレス決済などが、中長期的に織り込まれております。 電子届出業務も一層のデジタル化が進み、多方面での申請代行業務の利便性が向上されます。
会員各位の皆様には安定したサービスを提供し、電子申請業務による合理化へ注力して参ります。

当協会と自販連兵庫県支部様とは、各々の団体固有の業務運営は尊重しつつ、会議・研修会・共同集配便等、連携を強化し合理化を推進してまいります。
「整備士人材確保・育成」では、自動車業界が長期的に取り組む課題であります。

行政・学校ならびに関係団体との情報を共有、継続して積極的に取り組んでまいります。

全軽自協・兵庫事務所の窓口業務に関しては、兵庫県様と兵庫県市長会様から、それぞれ軽自動車税に係る手続き業務全般を引き続き受託いたしました。 行政の税徴収業務をコンプライアンス遵守のうえ、各自治体様やユーザー様に安定したサービスを提供し、円滑な協会運営を行って参ります。

関係する皆様方におかれましては、今後とも更なるご指導を賜りますようお願い申し上げます。