自動車ニュース
年頭所感ー 軽自動車検査協会 兵庫事務所 所長 藪内 力
検査を通じた安全の確保と確実な検査をモットーに

新年あけましておめでとうございます。まずは新春を迎えましたことをお慶び申し上げます。

昨年は新型コロナウィルス感染症が世界中で猛威を振るい、国内においても非常事態宣言が発令される事態になるなど大変厳しい年となりました。影響を受けられた皆様には心よりお見舞い申し上げます。

さて、軽自動車にあっては省エネ・省資源・省スペースなど優れた特性を有していることから国民生活、経済活動を支える身近な移動手段として順調に増加してきました。令和3年3月末には、3,117万台、兵庫県下では約109万台に達しており、全自動車保有台数の約40%を占めるまでに至っております。

また、軽自動車を取り巻く最近の動きとしましては、自動運転機能等、車両の高度化・電子化が進む中、令和6年10月から自動車技術総合機構に構築される審査用技術情報管理サーバを活用した「OBD検査」が開始されることとなり、それに伴い令和3年10月より情報管理手数料として一両につき400円の法定手数料を検査の際、追加でお支払いいただくこととなりました。

車両の高度化が進む中、検査を通じて安全の確保を担う検査業務おいてこれらの技術は、交通事故の防止に大きな効果が期待される一方、故障時には誤作動等により事故につながる恐れがあります。確実に機能が維持されていることを確認し、皆様から信頼される検査の実施と、軽自動車ユーザー皆様への信頼と更なる利便性の向上を目指し業務を行ってまいります。

最後に、コロナの収束が報じられている昨今ではございますが、一日も早く平穏な日々が取り戻せることを心から願っております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。