自動車ニュース
年頭所感― 日本自動車査定協会 兵庫県支所長 高倉 成之
時代の変化に対応した査定業務

新年明けましておめでとうございます。
令和4年の新春を迎えるにあたり謹んでご挨拶申し上げます。

昨年を振りかえりますと、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、全世界的に大混乱を来たした一年でした。自動車業界では、新型コロナウイルス感染症の影響による部品供給不足に加え、半導体の不足による生産停止により新車登録台数の減少が起きています。国内では、ある程度治まったかに見える新型コロナウイルス感染症ですが、変異種の登場が続いており、今後も業績回復への道筋は定かではありません。

当協会におきましても中古自動車査定士技能コンテスト全国大会が中止となりました。参加予定であった選手の皆さま、ならびに各種準備にご尽力いただいた関係者の皆さまに深くお詫び申し上げます。

このような社会環境の中ではありますが、感染症対策を講じた上で年2回の査定士技能検定試験を開催することはできました。これは一重に関係各位のご支援ご協力の賜物と心より感謝申し上げます。

査定協会は本年も、業務の効率化と信頼性の向上を可能とするタブレット端末を使用した査定システムと、お客様の品質に対する疑問に応える車両状態証明書の普及をさらに推し進め、時代の変化への対応と信頼の獲得を図ります。

また、ニューノーマルに合わせた対策を講じつつ、査定力向上に寄与する研修会を行い、中古車の査定を通じて自動車業界の健全なる発展に努めます。

その他、冠水車に対応した教材やeラーニング教材の作成、オークション事前検査、輸出中古自動車の検査など各種事業も積極的に展開して参りますので、本年も引き続きご支援ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。