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年頭所感― 兵庫県交通共済協同組合 理事長 笹山 誕一
事故防止で共済財政安定化

新年あけましておめでとうございます。令和4年の新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。旧年中は、当共済組合の業務運営に多大なるご支援、ご協力を賜りましたことに改めて御礼を申し上げます。

昨年は新型コロナウィルスのまん延により、未曽有の経済停滞にさらされ、社会生活全てに大きな影響がでました。また、運送業界では輸送量の減少と人材不足がより顕著となり、軽油価格の高騰が更に拍車をかけるなど、厳しい環境が続いています。

当交通共済におきましても、組合員の廃業、減車などによって共済掛金収入が減少する中、死亡事故が5件発生し、これからの共済金の支払いに備えた備金が大幅に増加するなど、非常に厳しい状況にありました。

本年も安定した共済事業運営とするため、新規事業者の開拓や増車契約の獲得など、本来業務を推進するとともに、事故防止機器導入への支援、各種講習会やセミナーの開催など、交通事故防止に積極的に取り組みます。

当交通共済はトラック事業の交通事故による損害補償に万全を期すため、昭和46年7月、トラック運送事業者自らの手で設立された相互扶助と企業防衛を目的とした組合であり、昨年8月には設立から50年の節目を迎えました。

これもひとえに組合員の皆さんのご理解ご協力の賜物であり、今後も当共済組合は「役に立つ共済」「信頼される共済」「顔の見える身近な共済」の3本柱を掲げ、幅広い活動を展開してまいりますので、皆様には、引続き格別のご支援、ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。