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安全性優良事業所 「Gマーク」近運局表彰式
「安全の増進、信頼の増大に期待」(金井局長)

近畿運輸局(金井昭彦局長)は令和3年度安全性優良事業所「Gマーク」の近畿運輸局長表彰式を大阪合同庁舎で行った。(株)サカイ引越センター豊中支社はじめ20事業所が受賞した。この表彰は、貨物運送事業の輸送の安全について長期間に渡って、安全対策の徹底等により荷主や社会に対し多大な貢献をしている貨物運送事業所であり、安全性優良事業所の認定(Gマーク)を連続して10年以上受け、安全対策等について顕著な功績が認められるものして表彰するものだ。

表彰状授与後、金井局長は「本日受賞された方々は、全日本トラック協会が行う安全性優良事業所認定、制度であるGマークの認定を連続して10年以上取得されている。国が定める基準以上の運転を行い、輸送の安全に関する積極的な取り組みを通じて、社会貢献をなされた方々です。今回の表彰は、Gマーク認定事業所の中でも特に優秀な業者に対し、これまでの輸送の安全を長年確保して来られたたゆまぬ努力の評価です。この表彰によって一層のGマーク認定取得を促し、トラック業界全体の安全の増進と信頼の増大が見られることを期待しております。今回の受賞を機に、トラック業界のリーダーとして、さらに安全安心で良質な営業サービスの提供に磨きをかけていただきたい」と称え式辞を述べた。

来賓を代表して原岡謙一・兵庫県トラック協会会長は「これまで全国で2万7,065の事業所が安全性優良事業所として認定されており、全事業所の31.3%になる。この地域では3,931事業所が認定された。自動車運送業界を取り巻く経営環境は、コロナ禍においても、日夜物流を支えるエッセンシャル産業として位置づけられているが、安全環境対策車の開発などトラックの新車価格は値上がり、新型コロナウイルス感染症の影響による運送収入の減少に加え、燃料価格の7年ぶりの水準まで値上がりした。厳しい状況に置かれていますが、安全の対応につきましては、業界の最重点課題としてとらえている。こうした中、受賞された皆様方におかれましては、安全対策や環境対策、また地域活動などにおいても積極的に取り組まれ、結果として10年以上の長期に渡ってGマーク認定を継続し、安全性の徹底などにより、社会に対し、多大な貢献をして来られた。今後ともコンプライアンスの更なる徹底、定着に努め、社会の発展のために、ご活躍を期待したい」と祝辞を述べた。

なお、今回の受賞事業者は以下の通り(順不同、「営」は営業所)。

<大阪>(株)サカイ引越センター 豊中支社、(株)サカイ引越センター 北大阪支社、大阪トヨペットロジスティクス(株) 本社営、(株)ダイトク 本社営、(株)泉州物流サービス 本社営、丸和運輸(株) 本社大阪営、レンゴーロジスティックス(株) 大阪営

<兵庫>有馬運輸(株) 本社営、河野トラック(株) 本社、(株)龍野塩回送店 本社営、(株)日高興産運輸 本社営

<京都>SGムービング(株) 京都営

<奈良>藤俊運輸(株) 本社営、奈良三笠運輸(株) 本社営、明日香運送(株) 田原本営
<滋賀>両備トランスポート(株) 滋賀営、愛知車輌興業(株) 滋賀営、(株)滋賀運送甲賀 水口支店

<和歌山>レンゴーロジスティックス(株) 和歌山営、こおの交通(株) 本社営