自動車ニュース
第46回近畿地区自動車青年協議会 合同例会を開催
近畿地区の若手経営者、業界発展のため集う

京都・兵庫・大阪・滋賀の若手経営者の集まりで構成された近畿地区自動車青年協議会が11月24日、新型コロナウイルス感染症防止のために、web会議にて行われた。この合同例会は、近畿における自動車業界の青年経営者が信頼と友情のきずなにより各会の進歩発展と相互研鑽を図り、業界の繁栄に寄与することを目的としたものだ。

第1部の講演会では、講師にシナジーデザイン株式会社の猪尾観把氏を招き、演題「コロナ禍でのネット集客」について講演を開催した。コロナウイルス禍での集客で媒体の変化があった。具体的には、チラシや看板から、HPやDMなど一気にIT化が促進。ネットからの予約、ネット販売など、自動車関係の会社でも集客や作業効率を考えた変化が起こっている。また、自動車業界でも人材不足が課題となっていることから、会社の状況やニーズに合わせた、業務効率化のためのシステム開発やシステム導入が必要となってきていることなどについて説明があった。

また、第二部の式典では、近青協各クラブの紹介や、活動報告が動画等などで紹介された。

来賓の祝辞では、近青協顧問の吉田おさむ氏から各活動報告を通して「一つひとつの積み重ねが若手経営者としての資質を積んでいくと感じた。自動車業界は大変な状況であるが、近畿の力を一つにし、切磋琢磨して今後も取り組んでもらいたい」と述べた。

また、近畿運輸局自動車技術安全部長の盛田慎吾氏からは「新型コロナウイルスの影響により、デジタル化がキーワードになっている世の中です。自動車整備業界においても着実な時代の変化に対応してきていると心強く感じている」とした。

続けて、兵庫県自動車整備振興会・同商工組合の会長を務める西原興一郎氏から「新型コロナウイルスの影響などで、業界が変わらざるおえないときは、大きなチャンスでもある。どのように捉えるかで業界が伸びていくかのキーポイントだ。変えるものと変えないものをしっかり見据えた上で今後の活動に取り組んでもらいたい」と業界の発展を期待した。