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田淵神戸運輸監理部長 着任会見
「透明性のある意思疎通を」田淵部長

4月1日付で神戸運輸監理部長に就任した田淵一浩氏の着任記者会見が4月27日、神戸第2地方合同庁舎で行った。

田淵部長は、北海道の知床沖で起きた観光船浸水事故を受け「北海道の知床で、不幸がございました。事故に遭遇されたみなさまにはお見舞い申し上げます」とお悔やみの言葉を述べ、続けて「神戸運輸監理部では、4月25日から緊急安全点検を、海上保安庁と合同で立ち入り点検を行っている。

また、管内125社に対し、自主点検を依頼しています。事業者のみなさまと安全確保に取り組んで参りたい」と安全の取り組みについて述べた。また「事業者のみなさまや旅客として利用されるみなさまが、どういうことを期待しているのかアンテナを高くしたい。敷居を低くして、なんでもおっしゃっていただけるような態度を心掛け、何を考えているのか広く透明性を持って意思疎通を図れるようにしたい」と抱負を語った。

令和4年度の重点施策事項として、ポストコロナに向けた旅客船の支援、いのちとくらしをまもる防災減災とテロ対策、共生社会の実現、「海」を活用した観光振興、船員の働き方改革・内航海運の生産性向上、持続可能な自動車運送事業の確立の6項目とした。

なお、当日の会見に出席した幹部は、馬谷正樹・海事振興部長、八木正人・総務企画部長、東繁樹・海上安全環境部長、山名生也・兵庫陸運部長、川端淳司・総務企画部次長(企画推進本部長)。