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『チケット事業を強化したい』 兵庫県タクシー事業協組
 兵庫県タクシー事業協組(橘信一郎理事長)は1月5日、兵協会館で新年名刺交換会を開いた。

 橘理事長は昨年10月1日施行のタクシー特措法について「我が業界にとって大きな法改正である。新規参入も増車もストップとなった。同時に社会的責任を負わされることとなった。公共交通機関として明文化され、処分の厳格化で1度で事業停止や取り消しの処分も負わされる。また昨年末に設置の地域協議会では適正台数が示され、神戸市域は1000台から1500台が供給過剰と提示され、業界へ色々と提案されると思われる」と今後の業界課題に言及した。

 また兵協については「新生兵協が発足して2年が経過、本年5月の総会では初めての役員選挙を実施する。そこで新しい兵協が生まれる。(私も)協力してやっていきたい」と述べ、理事長の進退に触れる発言があり注目された。

 さらに続けて「兵協はチケット事業が根幹で、お客から手数料を頂くありがたい制度。チケット事業を守り続けて強化したい」と述べた。

 寅年の年男、松本奈良雄ゑび須タクシー社長は「昭和13年生れで、誕生日は阪神・淡路大震災の1月17日。1回目は小学生、2回目はトラック事業、3回目はタクシー事業で4回目が兵タ協経営委員長5回目がタクシー協会会長に。6回目は会長として10年目。次は84歳だが、頭と足を使いトラのごとく健康で千里を駆けたい」と会長続投への意欲もみせて、乾杯発声した。

 来賓の安達和彦・神戸市会議員、赤羽一嘉・前衆議院議員らから祝辞があった。