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第11回 定時評議員会
「運営の見直しや財務基盤の強化を」塚本会長

兵庫県交通安全協会(塚本哲夫会長) は6月22日、神戸市中央区の楠公会館で、第11回定時評議員会を開き、令和3年度事業報告、同決算報告を承認。また、理事の選任、監事と評議員の補充選任を決め、さらに、会長・副会長・専務理事及び常務理事の選定並びに相談役の選任など、全て承認した。

塚本会長は、開催冒頭「昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で、多くのイベントを自粛せざる得ないなか、可能な限りの各種の事業活動、県民の交通安全の意識の向上に努め、また、財政についても厳しい状況であったが業務の合理化や財政支出に努めてまいりました。昨年7月には新しい知事となり、予算の縮減や事業の見直しが予想される中で、3年前の契約金額をほぼ維持できたことは一つの成果であったと考えております。交通安全協会の存在感を高める活動を強化するべく、協会運営の見直しや組織財務基盤の強化を図ること、より一層の努力の決意ですので、引き続きご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします」と、あいさつした。

令和3年度の事業報告では、兵庫県の死亡事故の特徴は、65歳以上の高齢死者数が72人(前年対比+7人)と最も多く、全死者数の63.2%を占め、全国的に見ても第8位と高い水準となった。また、全人身事故の約25%を自転車関連事故が占めており、さらには飲酒運転などに起因する悪質な事故による死者数が増加するなど、依然として厳しい状況が続いている。関係機関・団体、社会貢献活動に取り組んでいる企業等と連携して交通安全の重要性を訴える活動を継続的に推進するとした。

理事の選任ついては、塚本会長を含む12名が再任。高※1橋達氏など8名が退任することになり、高※2橋宏忠氏、植波博文氏、下谷富雄氏、鈴木章之氏、桑野真一氏、瀧川高※3章氏、若松康裕氏、原岡謙一氏の8名が新しく選任された。
監事と評議員の補充選任では、監事に藤原康雄氏、評議員に、福本吉宗氏、廣田篤生氏、金地享子氏の3名を選任した。

会長・副会長・専務理事及び常務理事の選定並びに相談役の選任については、会長には塚本氏が再任し、副会長には若松康裕氏が新任。また、昨年に引き続き専務理事は黒河内豊氏、常務理事は中林好弘氏、相談役は瀧川博司氏が再任となった。

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