自動車ニュース
令和4年度 交通事故防止大会
危険運転・飲酒の根絶を誓う

兵庫県トラック協会(原岡謙一会長)は12月2日、兵庫県トラック総合会館にて令和4年度交通事故防止大会を開き、1. 飲酒運転、あおり運転など危険運転の根絶、2.追突事故、過労運転、車間距離確保、制限速度遵守、3.右左折時の安全確認、 4.夕暮れ時の早めのライト点灯、雨天・曇天時の点灯、5.信号のない横断歩道で歩行者、自転車が渡りきるまで停止、6.車輪脱落等の事故防止のため、点検・整備の徹底―の6項目の重点目標を実践する大会決議を採択して無事故を誓った。

原岡会長は開会にあたり「交通量が多くなる年度末の期間は油断せず事故防止に努めていかなくてはなりません。我々緑ナンバーのドライバーはプロドライバーであり、プロとしてなにより大事なことは安全運行、無事故運転であることを肝に銘じ、この年末は気を引き締めて事業の運営に当たり、年末年始事故のないことをお祈りして挨拶をさせていただきます」と、年末年始の事故防止を誓った。

来賓の挨拶で、山名生也・兵庫陸運部長は「子供が犠牲となる痛ましい交通事故や飲酒運転などの悪質、危険な運転による重大な交通事故も依然として後を絶ちません。私どもと致しましても、安全安心の確保は何よりも優先する課題と受け止めており、安全性向上への取り組みを行って参ります。また、運行管理制度の徹底や監査の強化、安全マネジメントの導入、これらを三位一体で推進していくため、警察機関、関係団体をはじめ、様々な機関と連携しながら交通安全施策を展開して参ります。今後とも交通事故防止の推進につきまして皆様方のご支援、ご協力を心からお願い申し上げます」と事故防止の協力を求めた。

講演は梶野宏和・兵庫県警 交通部 交通企画課 警部が「県下の交通事故情勢について」と題して、振角高宏・兵陸部 整備部門 陸運技術専門官が「交通事故防止に係る最近の運輸行政の動きについて」、最後に、木村潤二・ブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社 技術サービス本部 近畿技術サービス部長が「車輪脱落事故防止と冬季事故防止について」と題して述べた。

大会は、稗田健吾・兵ト協青年部協議会会長の大会宣言の決意表明を全員拍手で採択、最後に、村上功・兵ト協副会長は「12月に入り、繁忙期に入ってきました。気の緩みのないよう、本日の講演を有意義なものにし、12月31日を無事に終えていただきたい。また、新たな1年を迎えるにあたり、若干の気の緩みも出るかもしれませんが、管理者の方から注意喚起も含め、安全運転に努めるようお願いできればとおもいます」と閉会のあいさつで締めくくった。