自動車ニュース
年頭所感― 一般財団法人 兵庫県交通安全協会長 塚本 哲夫
あけましておめでとうございます。
皆様方におかれましては、ご家族とともに輝かしい新春をお迎えの ことと心からお慶び申し上げます。

平素は、交通安全協会の運営はもとより、四季の交通安全運動をはじめ、各地域や職域などにおける各種の交通安全活動に多大なるご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。特に、新たな変異株が相次ぐコロナ禍にあって、感染防止対策を徹底しながら交通安全活動を実践、展開されたご努力に対しまして、改めて感謝申し上げるとともに、深く敬意を表する次第であります。

さて、昨年の県下における交通事故は、事故件数は減少しているものの、死者数は 11 月末現在で 109 人と前年同期に比べて 10 人増加し、その半数以上を高齢者が占めるとともに、自転車利用者のルール違反などによる事故も後を絶たない状況で、今なお多くの尊い命が交通事故により失われています。

当協会といたしましては、新型コロナウイルス感染症防止対策に万全を期しながら、関係機関・団体と連携して悲惨な交通事故を減らすため、県民一人ひとりに強く印象に残る創意工夫を凝らした交通安全活動を推進して、交通ルールを守ることの大切さを堅持していただくよう交通安全意識の高揚に努めてまいります。

特に、県警察とタイアップして横断歩道合図(アイズ)運動プラスの広報啓発、安全運転サポート車や反射材用品の普及、また、未就学児を始めとする子供の交通安全教室を開催してまいります。

自転車の安全対策では、電動アシスト自転車の普及に伴う自転車安全教室、交通安全ジュニア・シニア自転車大会の開催、本年施行が予定されているすべての自転車利用者のヘルメット着用努力義務化を踏まえた広報啓発、県条例の自転車保険の加入義務化や自転車利用者のセーフティネットとして「自転車会員が加入できるひょうごのけんみん自転車保険」、「TSマーク付帯保険」の有用性を周知してまいります。更に、県民の理解と協力を得られる存在感のある協会構築のため、ホームページの充実やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、動画配信などを活用した情報発信を進めてまいります。

当協会の業務運営につきましては、引き続き組織体制・業務運営の合理化・効率化を図るなど堅実な財政基盤の確立に努めるとともに、職員一同、更なる「安全で快適な交通社会の実現」を目指し、事業に邁進する所存でございます。どうか皆様方におかれましても、より一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

皆様方の益々のご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。