自動車ニュース
兵庫県自家用自動車連合会 第11回定時総会
「適切な運営を維持」木下会長

兵庫県自家用自動車協会連合会(木下紘一会長)は6月14日、舞子ビラ神戸会議室で第11回定時総会を開催した。令和4年度収支決算報告、令和5年度会費割当、定款の一部改正、役員の改選を審議、原案どおり承認した。

木下会長は開会あいさつで「自動車の販売台数ですが、新車の販売台数が1月から少しずつ回復をしてきて、明るい兆しが見えてきております。ただ我々が置かれている状況は厳しいことは変わりありません。厳しい経営状況が続きますが、連合会としても経費の節減に努め、各地区協会の負担軽減を図り、これからも適切な運営を維持してまいります」と今後の方針について述べた。

来賓祝辞で山名生也・兵庫陸運部長は「兵庫県の令和4年度の販売数を見ますと約112万台、前年比に対して101.5%の伸び率であります。その一方で令和4年度の全国の交通事故の死者数は2,610人と昨年から26人の減少となって6年連続最小を更新しております。これはひとえに皆さまの交通安全の事故防止への取り組みに幾多の成果をあげていただいて着実に死亡事故の減少につながっているもので、敬意を表して感謝を申し上げます」と感謝を述べた。また「貴連合会の行っている業務は行政サービスの維持において欠かせないものと認識しておりますので、引き続きご協力いただけることを期待しております」と引き続き協力を呼びかけた。

続けて、田中英敦・兵庫県警本部交通部長からもあいさつがあり、県下の交通情勢について「交通事故死者数が現在5月末で39人とマイナス4人、若干の減少傾向ではありますが、交通事故死者数の約半数以上が高齢者であり、生活道路で横断中に亡くなったと、依然として交通の安全、円滑で快適な交通社会を実現するのは厳しい情勢だと認識しています」とした。このような状況の中で県警察の取り組みについて「横断歩道の安全を確保するために「横断歩道合図運動プラス」の取り組みを実施や、生活道路での歩行者の通行が優先される「ゾーン30プラス」の整備を行っております。また、自動車道の整備による交通活動の安全確保に努め、県民運動である毎月11日は「横断歩道思いやりの日」であり、歩行者に対する正しい安全な横断方法や自転車利用者に対するルール・マナーの遵守など広報啓発と取り締まりを強化しています。今後とも自家用自動車の輸送秩序の確立、交通安全思想の普及・高揚に寄与していただき、安心で事故のない社会を目指され、引き続きご支援とご協力をお願い申し上げます」と、事故のない社会づくりの協力を求めた。

なお、新役員は別表のとおり。(敬称略)