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自社の活動の力試しに エコドライブ活動推進セミナー  (2/3)
冒頭、今井辰三・環境再生保全機構予防事業部長は「エコドライブは1.環境改善2.省エネルギー3.交通事故の低減4.燃費とメンテナンスの低減5.イメージアップになる」と強調した。


 エコドライブコンテストでは前回9703事業者、14万台が参加している。


間地寛氏(エコドライブコンテスト事務局)は環境大国デンマークでの取り組みを紹介しながら「企業におけるエコドライブ活動推進のポイント」について説明した。軽油200リットルから524キロのCO2が排出され、全体のCO2排出量に占める軽油の排出量は大きいので、実施する社会的意義は大きいと呼びかけた。  

 
  コンテスト応募の最大のメリットは、全国の事業所と争うことになるので、自社の活動の力試しと見直しになる。また、エコドライブを行うことによって、燃費が上がると同時に51%もの交通事故が減少するとも実証されている。さらに、運転者のモチベーションが上がることも分かっている。
 

  エコドライブ推進の成功のポイントは、経営者が本気で取り組むこと。社内コミュニケーションを深め、事業所全体が統一した仕組みを作る。さらに、運転者に自分で計算してもらい、細かく燃費を把握してもらうPDCAサイクルを繰り返すこと。運転者をやる気にさせるには、「交通事故を減らすためである」という目標を徹底的に教え込むことが必要と解説した。