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『県下初』 警察署と単独で協定を結ぶ 県整備振興会伊丹支部
兵庫県整備振興会伊丹支部(杉本啓次支部長)は3月2日、兵庫県伊丹警察署と「重大事故等発生時における放置車両等の移動等に関する協定」を締結した。県内の警察署が単独で協定を結ぶのは初めて。参画事業所は46店。


山本隆俊・伊丹警察署長は「警察署独自で結ぶ協定は県下ではじめてであり、市民の安心・安全を守るためには画期的、かつ先駆的な協定ではないかと思います」と今回の協定締結の重要性を強調した。


杉本支部長は「ハイチでの大地震など多くの命が失われました。自然災害や事故を事前に防ぐことは困難なことです。しかし、まちのくるまやさんが専門的知識をもって役立てるのではないかと思います。安全なまち作りに努力いたします」と力を込め意気込みを伝えた。
今回の協定は、同支部から兵庫県伊丹警察署に協定の提案を昨年の秋から行い、今回の調印に至った。
 

同支部が出動するのは、多数の車両が関係し多数の死傷者を伴うなど社会的影響の大きい交通事故や、暴風、豪雨、洪水、地震などの災害や大規模な火事及び爆発等により生ずる被害が発生した時。自動車整備工場が保有する装備、車両等を用いて、放置車両や障害物などの移動や撤去行う、さらに、負傷者の救助にも協力する。また、ひき逃げ交通事故等が発生した際、容疑車両等に関する手配・照会などにも協力する。