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未認証行為は法律違反 刑罰が科される可能性も  (2/2)
未認証で車を改造していたことから警察の捜査を受けたものとしては2月19日に兵庫県警が伊丹市南本町の自動車整備会社「Z−SPEC」など3社を捜査した例がある。

 容疑は、分解整備事業の認証を受けず、平成20年11月から平成21年2月の間、自動車のエンジンを高出力エンジンに載せ替えたことなどとされている。
 
 県警によると、昨年5月に70代の男性がひき逃げされ死亡する事故を起こした車両が未認証業者により整備されていた疑いがあるとし、暴走行為を繰り返すローリング族、暴走族車両の多くが、未認証業者によって整備が行われている可能性があると見ている。

 未認証行為などの状況を調査している整備関係者の一人は「県警は未認証行為のうち、暴走族絡み、あるいは死亡事故などを起こした車と未認証行為(不正改造、分解整備)結びついている場合は捜査し、悪質な場合は摘発も考えているようだ」と話している。