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64年の歴史に幕下ろす 姫路市営バス 事業終了式 (1/2)
  昭和21年以来、姫路の街を走り続けてきた姫路市営バスが3月26日、64年間の歴史に幕を降ろした。同日に神姫バスへの業務引継ぎを兼ねた終了式が開かれた。

 当日はこれまでの市営バスの筆跡を記録した写真や映像をスクリーンで映し出し、バスの歴史を紹介。また、石見利勝姫路市長から神姫バスの上杉雅彦社長へとレプリカキーが手渡された。

 27日から業務を引継ぐ神姫バスの上杉社長は「兵庫県内のバスの取り巻かれている状況を見てみると明石市は民間移讓、神戸市は民間への移譲と管理、尼崎市は民間委託とバス事業が公から民へとシフトしています。また、業務を引継ぐにあたり、姫路市民の方々の為のサービスの向上に応えることが最重要だと考えております。収支面を考えてみると、厳しいことが予想されていますので、今後も姫路市のご協力を是非、お願いします」とあいさつ。業務を引継いだ後も行政の継続した支援と協力が必要と呼びかけた。