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京都市バス 広告で収入増狙う
 京都市バスの停留所に京町家をイメージし作られた広告パネルが誕生した。5日、記念式典が下京区で行われた。市と契約した企業が広告料収入で設置・維持管理費を賄う。赤字で財政難に苦しんでいる市バス事業の経費削減をはかるのが狙いだという。

 新しい広告パネルは京町家の千本格子をかたどったデザインで、広告パネルは縦190センチ、横130センチ。四条烏丸や西大路四条の6カ所に設置された。市内のバス停、約1560カ所のうち今年度は80カ所。2週間に1度のペースで張り替え、5年間で400カ所の設置をめざすという。

 事業は、三菱商事とフランスの屋外広告会社が設立した「エムシードゥコー」(東京)が担当するという。

 市バス事業は、昨年度の決算見込みで98億円の不良債務を抱えており、経営健全化に取り組む市バスの今後の動向が注目される。