自動車ニュース
業務用アルコールチェッカーの選び方 フィガロ技研(株)
  交通死亡事故撲滅を目指す事業用自動車総合安全プラン2009が昨年の3月27日に施行されてから約1年が経過した。国土交通省は2011年の4月施行を目標に点呼時のアルコールチェッカーの使用と検知結果の記録を事業者に義務付けることとなる。

  しかし、当初3月末までに、国土交通省は旅客自動車運送事業運輸規則と貨物自動車運送事業輸送安全規則の一部を改正し、アルコールチェッカーの要件をまとめたものを正式発表する方針だったが、国土交通省によると4月中旬以降に延長されるようだ。


  そこで今回は半導体ガスセンサーの国内シェア最大手でもあり業務用アルコールチェッカーも製造しているフィガロ技研(株)の宇高利浩・取締役営業部門長に、アルコールチェッカーの選び方や性能などについてお話を伺った。
 
―アルコールチェッカーの種類について教えてください。
宇高氏:国内市場で出回っているアルコールチェッカーは、主に半導体ガスセンサーと燃料電池センサーの2種類あります。


―半導体ガスセンサーと燃料電池センサーの違いは。
宇高氏:半導体ガスセンサータイプのアルコールチェッカーは測定時間が短く、耐久性も良く、さらにセンサーの価格も安いのがポイントです。
ただ、このタイプのアルコールチェッカーは呼気の吹き方によっては不正が行え、また、精度の維持が難しいので、信頼性の確認されていないものでは正確な測定が行えないという弱点があります。当社製品は高品質ですが。
一方、燃料電池センサータイプのアルコールチェッカー
はセンサー感度が安定していますが、価格が非常に高くなってしまいます。


−アルコールチェッカーの市場の動向はどうでしょうか。
宇高氏:国内市場に出回っているアルコールチェッカーのうち、半導体ガスセンサーを使用したものの中には安価な商品もあります。
中には、価格を抑えるために海外の半導体ガスセンサーを使用し、正確な測定の行えないアルコールチェッカーも出回っています。


−アルコールチェッカーを使用する上での注意点を教えて下さい。
宇高氏:肺深部から呼気を測定し正しくアルコールを検知するには、日本人で平均4秒間の呼気採取が必要とも言われています。使用される際にはこの点にご留意頂ければと思います。


―半導体ガスセンサーでアルコール検知を正しく行えるか気になるユーザーもいると思いますが。
宇高氏:当社が今年の2月に発売を開始したアルコールチェッカーの「フーゴ」も半導体ガスセンサーを使用しております。


−では「フーゴ」のガスセンサーの性能について教えてください。
宇高氏:当社は平成20年6月に日本ガス協会技術賞受賞するなどガスセンシング技術における世界のリーディング・カンパニーですので、洗練された純国産の半導体ガスセンサーの性能はどこのものよりも高いと自負しておりますので、安心してご使用していただけます。


−「フーゴ」の使い方は
宇高氏:分かりやすい表示で利用する方にお知らせし、不正防止も可能なのが強みです。使用した際に弱い呼気、強い呼気、反応しないような呼気が吹きつけられた場合は「もう少し強く吹いてください」などのわかりやすい表示でユーザーの方にお知らせします。

 −最後に
宇高氏:当社が今まで培った技術をアルコールアルコールチェッカーを通じて社会貢献に役立てたいと思っています。


プロフィール
フィガロ技研株式会社
本社:大阪府箕面市
世界有数のガスセンサーメーカー。同社は平成20年6月に日本ガス協会技術賞受賞。世界有数のガスセンシング技術は国内のみならず、欧米でも保安・空調制御・冷暖房用に大変重宝されています。身近なものでは家庭用ガス漏れ警報器(国内シェアは50%以上)、国産高級車の自動車用空気質制御にも使用されています。
また、2010年2月に半導体ガスセンサーを使用したアルコールチェッカー「フーゴ」FALC−01を新たに発売(3万5千円(税込価格))した。



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フィガロ技研「アルコールチェッカー」