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児童を乗車させ死角を確認 兵庫県トラック協会西神戸支部青年部 (2/2)
まず、トラックの内輪差から引き起こされる交通事故をダミーを使用して実験を行った。2つのグループに分かれ、交通安全協会及び警察署が信号機の着いた歩道の横断方法を指導し、一方では同支部が持ち込んだ大型トラック2台に全児童を3人ずつ乗車させ、トラックの死角を実際に確認してもらい、日々の通学に役立てもらおうと注意を促した。


  乗車を終えた小学2年生の男子児童らは「トラックの運転席のレバーがダイヤモンドみたいにぽピカピカしていて格好良かった」と嬉しそうにしていた。坂上支部長は「もしかすると児童はすぐにこの経験を忘れてしまうかもしれません。しかし、いつか何かの拍子に子どもたちを守ってくれるのではないかと思っています」とこの取り組みについての意義を話した。

 
  同支部は4月5日にも御蔵小学校で3世代対象に交通安全教室を開いており、今後も積極的に開く予定で調整を行っている。