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桜満開―兵整振阪神支部定時総会
 兵庫県自動車整備振興会阪神支部(馬場利男支部長)は5月8日、9日の1泊2日の日程で会員相互の親睦を兼ねた旅行を実施し、総会を下呂温泉(岐阜県下呂市)で開催した。

 県内の兵整振の中で最も豪華かつ参加者が大満足することで有名な阪神支部の総会旅行。今回も事務局を蔭ながら支える辻正彦事務局代理の選定に参加者一同が驚きの声を上げた。

 支部創設30周年を迎えた節目の年に辻事務局代理が選んだ旅館は下呂温泉の「水明館」。本旅館は平成18年に下呂市で行われた第57回全国植樹祭が開催された際に天皇皇后両陛下がお立ち寄りになられた由緒正しき宿泊施設。参加者は日本三名泉の一つで千年以上もの歴史があるとされている下呂温泉の湯に浸かり、一年間の疲れを解きほぐした。

 2日目は観光組とゴルフ組に分かれ、思う存分、旅行を満喫。観光組は飛騨高山を来訪。下呂温泉から高山へ向かう道中、参加者を出迎えるかのように満開に咲き誇ったソメイヨシノとエゾヒガン桜を目にするとバスの車内から一斉に大きな歓声が上がった。

 到着後は宮川朝市や現存する国内唯一の陣屋を見学し、集合写真を撮影。また、わらび餅が大人気ということを耳にしたという参加者が早速、購入し満足そうな顔でほおばっていた。

 次の目的地は合掌造りで有名な白川郷(世界遺産)。移動する最中、槍ヶ岳や奥穂高岳などの神々しい北アルプスの山並みを背にしながら、車内で歓談。現地到着後は真っ先に朴葉みそで塗しながら焼き上げた飛騨牛を心ゆくまで堪能した。白川郷では韓国人や中国人、台湾人などの観光客も多く目にし、「日本より中国・台湾の方が景気が良いのか」、「日本は世界に誇る観光立国になろうとしている。喜ばしい」という悲喜こもごもの声が参加者の中から漏れていた。

 旅行の最後は伊豆純一(観光組)さんが「観光で訪れた場所でも外国から日本にやってきた観光客が多く、日本も開かれた国際的な国になったのかと思うとこれからも更に可能性を感じる。これからも一致団結して支部を盛り上げていこう」と力強いあいさつで締めた。