自動車ニュース
今こそ訴えるべき時―東神戸運輸協同組合・兵ト協東神戸支部総会 (2/2)
 堀秀夫支部長は「当初は民主党政権に期待していたが、交付金の問題、暫定税率の撤廃もされず、高速道路は新料金へと移行する。運送事業者にとっては実質の値上げにつながる問題だ。中々、厳しい時代で景気は底から底へ。最近は明るい兆しが見え始めてきたが、今こそ、訴えるべきは訴える時が来たのではないかと思う」と開会にあたりあいさつをした。


 来賓の荻野喜平・兵ト協常務理事は「静岡県トラック協会決起大会では高速道路料金の値上げに反対する大会も開かれた。また、アルコールチェッカーの義務化については、導入の際についての助成も検討中で、兵ト協は現在、1000万円の予算で組んでいるが、それ以上の予算を組まなければという話を会長、副会長としている」、「政治的な意識を持っていただくために、道路運送経営研究会に関するお願い文書を5月に各事業者宛に出した」と述べた。


 松原丈夫兵庫県貨物運送協同組合連合会会長は「6月から移行する高速道路新料金で協同組合の数が半減するのではないかと心配している。県内の協同組合連合会は現在43で.2年前は50。この間、7つ減少した。高速道路の料金が変われば20台になるのではないかと懸念している」と述べた。