自動車ニュース
倫理ある業販体制の確立を求める―自動車整備振興会淡路支部総会 (3/3)
 番所支部長の豊田社長宛てに出した手紙


  レクサスの販売戦略について触れ「レクサスの販売戦略は独禁法にもかかりませんし、法律上なんら問題はありません。ただ、商売倫理上、心の面で、実に利己的で人間味を欠いている商売戦略と言わざるをおえません。一事が万事。その姿勢が今回の数多くのリコールの発生に間接的にかかわっていると私は想像します。私ども整備工場は系列ディーラーを通してお世話になり、長年に渡りトヨタ車を販売し、そのメンテナンスにも少なからず寄与してきました。業販体制についてお考え直しください。


  商売の本質を見つめなおしてください。普遍的価値観、すなわち愛情や誠実、思いやりに基づいた経営が資本主義経済の後に生まれるに違いない新しい経済システムにおいて勝ち残れる条件であると思います。これは日本人がそのこころのなかに過去より受け継いでいきた武士道に語られるものであり、それは利益を直接の目的としないものであります。それは世界の中で日本だけが受け継いできた誇り高きものであります。本文が豊田社長に届くことを信じています」


  私ひとりが声を上げても何も変わりません。小さいものが集まれば、開かない穴も開くのではないかと思います。