日産自動車、EVが切り開く新たな可能性 (1/3)
カテゴリ:総合(行政・政治) 2012-08-21配信 |
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電気自動車開発の背景
電気自動車開発の背景には地球温暖化を止めるため、CO2 排出量の削減が求められているという事があります。しかし自動車は一足飛びに電気自動車や燃料電池車の開発が進められたのではなく、内燃機関を変化させ、少しでも排出量を減らす等の段階を経て、電動化への過渡期の技術として一部の動力を電気でまかなうというハイブリッド技術が開発されてきました。 しかし、気候変動に関する政府間パネル(IPCC) によれば、温暖化を止める条件として運輸部門は2050 年までに新車から出るCO2 排出量を9 割減らさなければならないという。(もちろん、運輸部門以外や一般家庭等での取組みが条件を満たすことも不可欠。) そこで、2050 年までに9 割削減を実現するには自動車メーカーは早かれ遅かれゼロエミッションのモビリティ開発に取り組まなければなりません。インフラの整備など今まで取り組んだことのない様々な分野への挑戦が必要になりました。 今後の環境においては、新しい技術を生み出し続け、来年で創立80 年を迎える日産でさえも、これまでのようには行かないと感じています。自動車業界が未だかつて経験したことのない外部環境に対して、自動車メーカーはどのようなパートナーと協力し取り組むべきか。大手企業では技術進化への素早い対応で優位性を保つため、早い段階での量産化に取り組んできました。 これまで電気自動車は、世に出かけては消えるという動きを何度か繰り返していました(1.量産型の出現、2.ガソリン不足、3.内燃機関ガス浄化性能、4.航続距離インフラなどの問題)。 今回、ようやく技術やインフラ面の問題が解消され電気自動車を普及させる5 度目の機会が到来しています。昨年発売された「リーフ」は34,000台が販売され、約4割がアメリカ、1 割が欧州で販売されています。リーフの特徴は大人5 人乗りが可能で、ワンチャージで100km 走行可能など日常使いには十分な性能を持ち、高速道路での走行が十分可能な速度が出ることです。 更に、大容量の最新型の薄いリチウムイオン電池を使用しており、必要な性能と室内のスペースとの両立がなされています。 >>2ページ目へ続く
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