トヨタ自動車、豪州で過酷な従業員走破プロジェクト
カテゴリ:総合(行政・政治) 2014-09-04配信 |
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トヨタ自動車、豪州で「もっといいクルマづくり」のための従業員走破プロジェクトをスタート
−持続的成長に向けた「人づくり」、過酷な走破体験を通して「クルマづくりセンサー」を磨く− トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、9月3日(水)、世界の様々な道が凝縮されているといわれるオーストラリアの道をトヨタの従業員が走破する「豪州走破プロジェクト」をスタートさせた。トヨタにとってオーストラリアは、1957年の「オーストラリア一周ラリー」に「クラウン」で参戦し、完走を果たした「トヨタのモータースポーツの原点」ともいえる場所。今回のプロジェクトでは、現地事業体のメンバーを含む30人以上のトヨタ従業員が、9月3日から約10週間にわたり「ランドクルーザー」などでオーストラリアの厳しい道を走行する。 トヨタは、どのような局面でも、1年1年着実に「年輪」を刻んでいくように持続的に成長できる企業を目指しており、そのためには「もっといいクルマづくり」とそれを支える「人づくり」が欠かせないと考えている。 その一例として、ドイツで開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」への取り組みが挙げられる。トヨタは2007年より「GAZOO Racing」を通して同レースに参戦しているが、メカニック全員をトヨタ従業員で構成し、時間・人・物のすべてに制約がある極限状態の中での挑戦は、集中力と知恵を発揮できる重要な機会であり、人材育成の面で大きな役割を果たしている。 今回のプロジェクトでは、車両の開発に携わる技術部門(実験領域)を中心に、レース参加経験のない、より多くのトヨタ従業員が参加し、過酷な道を走行する体験を通じてクルマと人を鍛えることを目的としている。プロジェクトの開始にあたり、トヨタの豊田章男社長は、「オーストラリアの過酷な道を走る中で、多くの課題や困難に直面すると思う。参加するメンバー一人ひとりが、クルマと語り、道と語る中で、自力で解決策を見出すことによって、自らのクルマづくりのセンサーを磨いてほしい」と述べた。 なお、走破チームメンバーのオーストラリア走破体験をグローバルトヨタ従業員と共有することで、よりクルマに対する関心や愛情を深め、「クルマを愛する社員がもっといいクルマをつくるグローバル企業になりたい」との思いも込められている。 <豪州走破プロジェクトの概要> (1) 走行日程 : 9月3日(水)〜約10週間 (11月中旬/総走破距離 約1.8万km) (2) ルート : メルボルン近郊をスタート・ゴールとし、オーストラリア1周 (3) 走破車両 : ランドクルーザー、ハイラックスを中心として、道の状況に応じて86、プリウス、カムリ、カローラなど計7〜8台を想定 (4) 人員 : トヨタ技術部門(実験領域)を中心に、現地事業体のメンバーも加わった30人以上
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