三菱重工、シンガポールで次世代電子式道路課金システムを受注
カテゴリ:総合(行政・政治) 2016-03-12配信 |
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三菱重工メカトロシステムズは3月9日、シンガポールのシステム統合サービス会社であるNCS Pte. Ltd.と共同で、同国陸上交通庁(LTA:Land Transport Authority)から、都市部の渋滞を緩和する次世代型電子式道路課金システム(the Next-generation Electronic Road Pricing system)を受注したと発表しました。同社全額出資の現地法人であるMitsubishi Heavy Industries Engine System Asia Pte. Ltd.(MHIES-A)を通じて受注したもので、受注総額は5億5,600万シンガポールドル(約450億円)です。
今回受注した次世代ERP は、衛星測位技術と広域通信網を用いて渋滞緩和などの交通需要管理を行う次世代の道路課金システムで、このタイプのシステムが広く都市部に導入されるのは今回が初めてです。 同社グループは、1998年に世界初となるERPをシンガポールに納入しており、現在も97ヵ所で運営されています。また、2011年から2013年にかけて実施された次世代ERP の実証実験にも参画するなど、20年以上にわたり同国の道路交通インフラの構築に関わってきました。 NCS Pte. Ltd. は、シンガポール・テレコム(Singapore Telecommunications Limited)傘下の同国最大のIT企業で、道路交通関係ITシステムの運営・メンテナンスなども手掛けています。 都市部の渋滞・環境問題はいまや大都市共通の課題であり、とくに急速な経済発展を続けるアジアの大都市では大きな問題となっています。
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